例えば、病院で。
医師の言葉が聞き取れなくて文字で要点を書いて欲しいと思った事はありませんか?
そういうとき利用していただきたいのが要約筆記者派遣事業です。
耳が聞こえないから手話…とは限らない
耳に障害を持つ方のコミュニケーション方法といったら手話を思い浮かべる人が多いと思います。
ですが聴覚障害者の中でも、中途失聴・難聴の方々は手話を使えない方もいらっしゃいます。
また、聞こえづらいことを他の人に相談もできず、聞こえないのに空気を読んでしまったり、友人からも遠ざかったりしてませんか?
手話以外にも情報を得る手段があります。それが要約筆記です。
要約筆記は、簡単な条件がありますが、すぐにご利用いただけます。
ご本人以外の方でもご家族やお知り合いの方にお困りの方がいらっしゃったらぜひ教えて差し上げてください。
「要約筆記」とは?
手話と比較してまだまだ認知度が低い要約筆記ですがどのようなものでしょう。
要約筆記とは話し手の話の内容をつかみ、それを文字にして伝える、聴覚障害者(主に中途失聴者・難聴者)のためのコミュニケーションの保障です。
1960年代に考案され、現在は手話通訳と同様に福祉サービスとして行われています。
話す速さは書く速さより大変早いため、話の内容を要約して筆記するので、「要約筆記」と呼ばれています。
「速く」「正確に」「読みやすく」書くことを目指しています。
「要約筆記」の種類
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OHC
聴覚障害者が複数参加する会合や講演会では、会場前方にスクリーンを設置し、文字を投影します。
話の内容を掴み要約して文章化するので集中力を要しますので、複数人のチームで交代しながら筆記します。
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ノートテイク
利用者の隣で用紙に書く方法を言います。
個人で利用される方が多いです。
ご利用条件
原則無料でご利用いただけますが、以下の条件があります。
- 障害者手帳をお持ちの方(聴覚障害以外の障害者手帳でも可)
- ご利用できる場面は、病院の受診、学校の催し物など日常生活。
- ご利用できない場面は、営業活動や宗教活動など。
- これって該当するのかな…と曖昧でしたら、下記電話番号にお問い合わせください。
お問い合わせ先・お申し込み先(手話通訳者派遣もこちらから)
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派遣先が鹿児島市
鹿児島市手話通訳者・要約筆記者派遣運営協議会
鹿児島市易居町1-2(みなと大通り別館2階)
電話(ファクス)099-219-5882
※受付時間:月~金(祝日、年末年始は除く)午前9時~午後5時30分
ファクスの受付は24時間(回答は上記受付時間) -
派遣先が鹿児島県(鹿児島市外)
鹿児島県視聴覚障害者情報センター
TEL:099-220-5896
障害者手帳の申請にお困りの方
申請自体は難しいものではありません。
ご事情があって障害者手帳の申請がむずかしい方、代理申請承ります(10,000円)
FAX(099-266-0425)やメールでお問い合わせ下さい。